2018/01/5

埼玉栄「目指すは世界基準のバスケットボール!」


総面積東京ドーム約14個分の広大なキャンパス。2016年夏に新校舎が完成


伊藤裕一監督


 埼玉栄の男子バスケットボール部を率いるのは、上尾大石中学を全国大会優勝チームへと押し上げた経験を持つ伊藤裕一監督。2015年より指揮を執り、2人の選手がキャプテンを務める「co-captain (コーキャプテン)」システムを採用、そして“世界レベルの態度で! 世界的な決意を持ち! 世界級のプレイを!”という世界基準のバスケットボールを目指すチーム方針を掲げています。

「バスケットボールの最高峰は世界にあるのだから、そこを目標に目指していかなければなりません。その途上に高校日本一もあるでしょうし、若い頃から世界を目指す選手が増えれば全体の底上げになると思います」

 世界で通用する選手へと育てるために取り組むのは、徹底的なファンダメンタル。プレイの精度、成功確率を細かいところまで求めていきます。それが同時に、育成年代への適正な指導にもつながっています。

「世界で勝つにはすべてにおいて高い技術を身につける必要があるので、やることはオーソドックスです。オールコートでプレッシャーかけてディフェンスし、守ったらしっかり走ってファーストブレークをしかけ、最後にきっちりと決める。しっかりとした基礎基本を身につけさせながらチーム作りをしています」


ミサカボベニ選手


羽柴伊吹選手


 伊藤監督のもと、埼玉栄は2017年に7年ぶりとなるインターハイ出場を果たしました。そして新チームでは、その完成度をさらに上げていきます。

「戦術のベースは、引き続きオールコートディフェンス。下がることなく仕掛続けます。ただそれだけで寄り切れるチームではないので、オフェンス面ではいろいろな部分でチャレンジしていくつもりです」

 新チームの柱となるのはミサカボベニ選手。外国の血を持ちながら日本で育ったビッグマンは、パワーに加えてドリブルやパスのスキルも兼ね備えています。シュート能力の向上に意欲を見せており、ポジションを5番から4番に上げたことでアウトサイドでのプレイ機会も増えることでしょう。

 ポイントゲッターとして期待されるのは、切れ味鋭いドライブとジャンプショットが武器の田中志門選手。得点力のあるポイントガードとして、注目を集める存在です。新チームの発足直後にケガを負ってしまうも、主将として声出しなどでチームの雰囲気作り、結束に力を注ぐリーダーシップの持ち主。

 羽柴伊吹選手は、チーム随一の運動能力が魅力。中学1年までは野球少年で、キャリアでは他の選手より短いものの、それだけに伸びしろ充分。リバウンドをとって得点につなげるセカンドスコアラーとして貢献し、チームメイトとの合わせも得意とするチームプレーヤーです。



田中志門選手(右)

取材・文/長谷川創介


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