チーム訪問

2018/03/1
埼玉栄
埼玉県

埼玉栄(女子)「求めるのは頭を使ってプレーする“スマートなバスケット”」

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 昨年、インターハイとウィンターカップに出場を果たした埼玉県の強豪・埼玉栄の女子バスケットボール部。指揮するのはバスケットボールアカデミー「ガウチョーズ」など、各カテゴリーで豊富な指導経験を持つ目(さっか)由紀宏監督です。昨年の7月から率いる目監督がチームに与えるのは緻密なディフェンス。このチーム作りには守備力の向上に加えて、オフェンスを伸ばす目的も隠されています。

「最初にチームのディフェンスを構築することで、相乗効果でオフェンスのレベルも上げることができると僕は考えています。練習は、そのほとんどの時間がチームメイトを相手にするもの。チーム内でやっているディフェンスがゆるくては、オフェンスは身につきません。逆に、チーム内で激しいディフェンスをやっていれば、それを破ろうとオフェンスに取り組めるのです。他校とのゲームでも、スムーズに攻められるようになるでしょう」

 ディフェンスをベースに、総合力を身につけていく埼玉栄。体力面や技術面に加えて、バスケットIQを高める頭脳面の指導にも目監督は取り組みます。

「運動能力でやるバスケットは高が知れているもの。個の力でズバ抜けた選手がいても、チームでディフェンスすればとめることは可能です。5人で連動して守り、攻めるには“スマートなバスケット”が必要で、これは頭を使ってプレーするということ。この重要な要素を鍛えられるように、『NBAでもBリーグでも、自分たちのでもいいから、とにかく試合を見なさい』と、より多くの試合を見るように指導しています。ただ見せるのではなく、『こういうところを見なさい』と視点を伝えることがコーチに求められるところで、自分なりに分析できるようになると、その選手は考えてプレーするようになり、能力は伸びていきます」

チームの軸となるのは沖咲月選手です。目監督をして「トップリーグに入れる潜在能力を持っている」と言わしめるバスケット感覚は非凡であり、一つのことをやり遂げる意思の強さも併せ持ちます。卓越したシュート能力の持ち主で、自ら攻め込みシュートを決めながら、周りを活かすポイントガードを目指します。

 パワーフォワードの浜田陽菜選手は、スクリーンやディフェンスでチームメイトをサポートし、ディフェンスの要として期待される存在。豊富な走力を活かし、苦しい場面でチームを助けたいと語ります。取り組むのはオフェンスの向上。得点のアベレージを増やすべく、シューティングを中心にスキルを磨きます。

 キャプテンを務める宝地涼夏選手は、練習から常に全力で取り組み手を抜くことは一切ありません。誰よりも声を出す姿勢で名門をまとめ上げます。いざという場面で放つアウトサイドシュートを武器に、プレーとキャプテンシーの両面でチームを引っ張っていける、キャプテンの理想像を追い求めます。

 チームは全員が“日本一”の目標を共有し、一致団結しています。中高一貫の6学年の培われる強固な集団は、目標達成に向け日々力を養っています。

取材・文/長谷川創介


目由紀宏監督


宝地涼夏選手


沖咲月選手


浜田陽菜選手


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