チーム訪問

2018/04/9
法政二高
神奈川県

法政二高「互いに認め合い、理解し合う高純度の“全員バスケ”」

 法政大学第二高校バスケットボール部は、Bリーグ・シーホース三河の加藤寿一選手など多くのトッププレーヤーを輩出し、強豪ひしめく神奈川県において存在感を発揮しています。その強さの源は、同校の卒業生で在学中から指導に携わり、生え抜きの指揮官として率いる鈴木恭平監督のチーム作り。強化と育成を両立させる指導方針によって、結束力のある集団が構築されていきます。

「普通科しかない学校なのでいろいろなレベルの選手が入ってきます。実力に違いがあるなかでも全員が当事者意識を持って取り組むことがチームの強化につながり、選手たちの育成の面でも有益だと考えています。そのためにはまず選手同士で認め合い、それぞれに存在価値を持たせることが重要。その上で、心の底にある本音を話せるようになることが理想で、その部分が選手たちにとって法政二高で過ごす3年間の大きな目標になります」

 高校の部活動で残す結果だけではなく、将来を見据えて指導にあたる鈴木監督はチームの成熟に力を注ぎます。しかし、ひとりひとりの意識を高めていくのは容易ではありません。ミーティングを繰り返し、段階的に働きかけていきます。

「ただ集まって話をするだけのミーティングはあまり意味がありません。法政二高では各代で、自分たちがどうなりたいのかという“テーマ”をはじめに決めます。これによって、その姿に向かっていけているのか?テーマから外れてはいないか?と、ミーティングをより円滑に進められるようになります。話し合いのなかでお互いの理解を深めていくことで、本音を出し合える関係性へとつながります」


鈴木恭平監督

 チームのテーマやメンバー構成によって、バスケットのスタイルも毎年変わっていきます。鈴木監督は「毎年オリジナリティがあることが伝統」と語り、現在のチームのキャプテンを務めるのは人一倍ストイックで責任感の強い坂本祥平選手。こまやかな声かけでチームをまとめ、コートでは味方を活かしながら得意のスリーポイントシュートを狙っていくポイントガードです。粘り強さ、泥臭さを武器に攻守のキーマンとしてプレーします。

 エースはシューティングガードの高野洋平選手。果敢にインサイドへ切り込んでディフェンスを引きつけるパワフルなプレースタイルが持ち味で、高い得点能力とパスセンスでオフェンスをけん引します。最上級生になったことで自覚が芽生え、ポイントゲッターとして強気に仕掛けるメンタルが身についてきました。


坂本祥平選手

 ゴール下を支えるセンターは、皆藤太郎選手が担います。2年生ながら190cm超の恵まれた体格を活かして体を張り、リバウンドやスクリーンでチームに貢献します。スキル面ではまだ粗い部分があるものの、成長著しく伸びしろ充分。もっと強くなって信頼されるプレーヤーになりたいと、未完の大器はひたむきに打ち込み続けます。

法政二高は3人の注目選手を軸に、今のチームにしかない唯一無二のオリジナリティを形成していきます。チーム全体が強い信頼関係でつながる“全員バスケ”が、コート上でどのように表現されるのか期待が集まります。

取材・文/長谷川創介


皆藤太郎選手


高野洋平選手


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