チーム訪問

2017/04/24
八雲学園高等学校
東京都

八雲学園 【Vol.1】 高木優子監督コーチングフィロソフィー01

東京都女子の強豪校として、インターハイには6年連続で、ウインターカップにも3回出場実績がある八雲学園高校。
近年は大型チームとして注目を集めており、今年もチームの活躍に期待がかかっています。


今年も飛躍が期待される八雲学園

八雲学園高校ってどんな学校?

八雲学園高校は東京都目黒区にある中高一貫の私立女子高です。創立は1938年、学園は東急東横線「都立大学」駅から徒歩7分に立地します。

学園の特色として挙げられるのが、次の4つの教育です。1つ目は、さまざまな英語行事や海外研修(アメリカ・カリフォルニア州)で生きた英語と触れ合うことができる『英語教育』、2つ目は生徒一人ひとりの自主性や個性を尊重して行われる『進路指導』、3つ目は伝統文化や音楽・美術を鑑賞することで創造力と想像力を育てる『芸術鑑賞』、そして4つ目は、担任以外に相談できる先生を設けてさまざまな悩みや問題をサポートしてくれる『チューター方式』です。

創立80周年を迎える来年度(2018年度)の中学生募集から、男女共学が予定されています。中でもこれまで最も力を入れてきた『英語教育』は、今後は男女分け隔てなく行われることになり、八雲学園の新たな挑戦がスタートします。

◆八雲学園中学校・高等学校 HP

八雲学園高校の女子バスケットボール部は、全国大会の常連校です。高木優子監督がめざすバスケットは、「ファルコン(ハヤブサ)のように小さくてもすばしっこく動いて大きな獲物を倒すスタイル」と言います。これは、髙木監督が20代の頃にハワイ遠征した際に体育館を借りた地元高校バスケットボール部の『カラニ・ファルコンズ』のミドルネームを参考に「YAKUMO FALCONS」という愛称を名付けたもの。それ以来、チームのめざす姿としてこのチーム愛称を掲げ強化を図ってきました。常に文武両道を大切にし、一歩一歩着実に実力をつけ、日本一に向けてチーム一丸となってがんばっています。

高木優子監督

現役時代は超攻撃的シューター!
「バスケを勉強したい」気持ちから教員に!

現役時代、私はシューティングガードで、シュートには自信がありました。超攻撃的だったので、チームも自然と攻撃重視になりました。誰にも負けないという気持ちを常に持って、練習にも試合にも取り組んでいました。

高校卒業後は日本女子体育大学へ進み、バスケットを続けました。卒業後すぐに八雲学園に採用され、八雲一筋、今年で38年目です。教員になろうと考え始めたのは中学生の頃。「バスケットを勉強したい」気持ちがとても強くなったからです。私は何かをやるととことん追求したい性格なので、やり始めたバスケットを最後までやり切りたい。自分の信条を大切にしてきました。


高木優子監督

チームを強くするには審判の存在が不可欠!
学生時代から38歳まで審判を続ける

バスケットは三位一体です。(勝利をつかむには)よく選手だけ良ければいいと言われますが、それは間違いです。チームがあって、監督・コーチがいて、審判がいる。これがひとつになってゲームを運営していく。ですから、私は若い頃から審判の存在がとても重要だと感じていました。

でも当時、強いチームの監督でありながら、審判をやる人が少なかった。私はバスケットを極めようと思い、大学時代から審判(JBA公認)の資格をとりゲームで笛を吹いてきました。「審判をやりながら強いチームを作る」のがひとつの夢だったからです。でも38歳のとき、生徒と一緒にゲームをしていて膝蓋腱断裂という大きなケガをしてしまい、治っても審判として高いパフォーマンスができなくなり辞めました。

私が八雲に赴任したとき、東京で一番弱く身長も低いチームでした。そこで考えたのは、小さいチームが大きな相手を倒すには、『走る、攻撃的にシュートを打っていく』バスケットをやり切ることだ!と。

就任6年目で東京都のベスト8に入り、関東大会に出場でき、さらにはベスト4の壁、インターハイ出場という“壁”を一歩ずつ乗り超え、最近ようやく東京都で優勝できるチームになってきました。その間、「攻撃的バスケット」を常に貫いてやってきた中で、最近、長身で能力の高い選手が入ってきてくれるようになりました。それが今の八雲学園です。


インターハイは6年連続出場中。今年もチーム一丸で高い目標に掲げている (写真は昨年の広島インターハイ3回戦・桜花学園戦より)


※次回は高木優子監督コーチングフィロソフィーの続きを掲載します。

(4月25日掲載予定)

取材・文・写真/一柳英男




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