結果レポート

準決勝

2016インターハイ 福島南vs東山

福島南
(福島県)
vs 東山
(京都府)

90
  • 21 1Q 33
  • 24 2Q 31
  • 24 3Q 17
  • 21 4Q 19
100

男子 準決勝 東山 100-90 福島南
東山パトリックが47得点。福島南は足を使うバスケを魅せた

遡ること昭和23年第1回福岡インターハイで3位(当時は3位決定戦まで行われていた)となった福島以来、福島県勢としては実に68年ぶりの4強に名を連ねた福島南。第一シードに恥じない躍進を遂げた。
「福島県の人たちはきっとびっくりしたんじゃないですかね(笑)」と福島南・水野コーチ。
驚かせたのは福島県民だけではなかった。広島のバスケファン、そしてこの準決勝の舞台で会場を沸かせることになる。
試合は東山が主導権を握った。#4岡田がゴールに向かい突破口を開き、立ちあがりから17-4とリードを奪う。さらに、#8藤澤からのアシストで#9パトリックにボールを集め、東山がゴールの山を築いていく。7分に#6松本がゴール下を沈めたところで25-10と最大15点差で東山がリード。

タイムアウト後、ようやくエンジンがかかった福島南。#8半澤(凌)のジャンプショット、#6木口がベースラインドライブ、#4水野がステップバックで反撃を開始する。高さがない弱点をディフェンスとスピードでカバーする本来の動きを取り戻した福島南は、#5川野の3P、#6木口のスピードあふれる展開で自分たちのペースに持ち込む。だが、東山は昨年までのレベルとは一線を画したボールムーブからパトリックへ。さらに#5山内の3Pで再び流れを呼び戻し、前半22点差をつけて折り返す。

後半も福島南は足を止めず、果敢にゴールに切り込む。ローリングオフェンスから空いたスペースにカッティングしていく。#4水野から#6木口、#5川野で後半開始3分には12点差と迫った。

東山は焦ることなく、#9パトリックに相手ディフェンスが寄ると、#6松本へとインサイドに集中、粘る福島南をふり払う。それでも二枚腰で粘る福島南。4Q開始早々には71-81とついに10点差ととらえたかに見えた。

しかしここで東山#4岡田がインターセプトに飛びだし、速攻レイアップ。さらにジャンプショット、パトリックとゴールへの意欲を失わなかった。残り5分、パトリックは今大会最多47得点を決めたところで、突き指をしたこともありベンチへ下がる。100得点を挙げた東山に対して、福島南も最後までゴールへ突き進み90得点をマーク。両チームともに、自らのバスケットボールを披露、会場から賞賛の拍手が送られた。

「これまでも留学生のいるチームと対戦したことはありますが、東山のパトリックと比べたらまったく格が違いました。でも、ようやく最後に福島南のバスケを見せることができました。それだけは胸を張ることができます」と、水野コーチと#4水野と親子鷹2人はまったく同じコメントを残した。初出場で第一シードの重圧をものともせず、最長身が188㎝でもその鍛え抜かれた脚を使ってのバスケットでここまでやれる。福島南は、多くの上背のないチームに希望と勇気を与える試合を見せてくれた。

一方、東山はエースセンター#9パトリックが47得点、15リバウンドと数字を残したが、#4岡田、#8藤澤ら三本柱を含め、鮮やかなボールムービングがチームプレイを象徴。昨年の地元インターハイでのミラクルベスト4からさらにジャンプアップを果たした。紆余曲折を経ながらも余力を残して、初の決勝に進出。

明日は、いよいよ決戦の日を迎える。

取材・文・写真:清水広美


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