結果レポート

準決勝

2016インターハイ 山形南vs福岡第一

山形南
(山形県)
vs 福岡第一
(福岡県)

51
  • 10 1Q 24
  • 10 2Q 22
  • 7 3Q 19
  • 24 4Q 19
84

男子 準決勝 福岡第一 84-51 山形南
初のベスト4入りを果たした山形南の躍進を、福岡第一が行く手を阻む

インサイドだけにとどまらないオールラウンドな山形南のエース#5斎藤に対して、福岡第一は、マークマンに敢えて#12蔡をはずした。さらに、オフェンスでは#6松本を起用してスリーポイントを打ちたがる選手だが、「まずは走ってレイアップを決めて、体が温まってからスリーだぞ」という指示通り、#4重冨(周)からのアシストを受けて#6松本が走りの先陣を切る。#8土居のミドルショット、#12蔡がリバウンドをタップでねじ込み、ペースをつかんだ。

開始早々、#4樋口のスリーポイント、#8大竹のドライブでたちまち5-0とリードした山形南も、以降は防戦一方の展開になった。福岡第一は、#5重冨(友)のスティールから#15松崎、#11小野らがハイペースな走りで元気いっぱい縦横無尽に駆け回る。前半終盤、山形南はゾーンに切り変えるものれんに腕押し。46-20と大量ビハインドと苦しい展開だ。

後半も福岡第一は攻撃の手を緩めない。最初のワンプレイが、#4重冨(周)からペースボールバスでピンポイントで#5重冨(友)の走るコースに落ち、軽々とレイアップ。福岡第一の勢いはもう誰も止められない。

「昨日までのゲームを見て、警戒していたのは山形南のプレスディフェンスでした。さらに取られてスリー取られてスリーの連続にやられるのではないかと、悪いイメージがあったので、朝の練習で準備してきました」と話す福岡第一・井手口コーチの懸念は杞憂に終わった。

後半、山形南は気力を振り絞ってオールコートのディフェンスで奮起する。#14漆山のスリーポイント、#5斎藤のゴール下で最後まで抵抗した。しかし、福岡第一は控えメンバーを投入してもハッスルディフェンスで流れをとめることなく、84-51でタイムアップ。スターターは、ベンチで歓喜の瞬間を迎えた。

「向こうは死ぬ気でくるからガチャガチャっとやられるぞ、と警戒していました。しかし、思っていた以上の連戦に山形南は疲れているんでしょうね。本来の力はこんなものではないはずです」(福岡第一・井手口コーチ)

かたや山形南・細谷コーチは「疲れてしまったね。でも、仕方ない。ここまでよくやった」と、選手の奮闘にねぎらいと感謝を忘れない。

福岡第一・井手口コーチは、今の3年生が1年の時まで、アンダーカテゴリーの日本代表コーチとして、チームから離れることも多く、チームも低迷していた。再びチーム指導に熱を入れて第64回能代インターハイ以来5年ぶりの決勝進出に返り咲いた。

「日本一になるために福岡第一に入りました」と明言するスピードスター#4周希、#5友希の重冨ツインズの“野望”を叶えるべく、ついにたどりついた夢の決戦舞台。機は熟した。果たして、てっぺんを制すのは、福岡第一か、東山か。注目のゲームを見逃すな。

取材・文・写真:清水広美


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