2017/06/13

2017関東男子 【日体大柏】 B優勝も、次なる戦いへ気を引き締める

日体大柏(千葉県)

粘り強い戦いでBブロック優勝を遂げる
次なる目標は、激戦のインターハイ県予選を勝ち抜くこと

◆Bブロック決勝
 日体大柏 (千葉) 82 (15-23、24-13、21-11、22-15) 62 桐光学園 (神奈川)


Bブロック決勝は、2Qからジリジリと日体柏の厳しい守りが効き、桐光に得意なバスケットをさせなかった。日体柏#6小出柊也、#7坂田拓真


 Bブロック決勝は、準決勝まで自分たちのバスケットを貫き通し絶好調の神奈川県代表・桐光学園と、決勝まで堅実に勝ち上がってきた千葉県代表・日体大柏とのカードとなった。

 立ち上がりは互いにスピードある展開から一進一退の攻防となる。1Q、試合の主導権を握ったのは桐光学園(以下、桐光)だった。激しいディフェンスから日体大柏(以下、日体柏)のターンオーバーを誘い、流れをつかむ。これに対して日体柏はリズムを取り戻そうと奮闘するが、桐光の激しいディフェンスへの対応が遅れ、桐光が23-15と8点リードして1Qを終えた。

 日体柏の野澤亨コーチは「この立ち上がりは想定内だった」と話す。「絶好調の桐光との一戦は、必ず苦戦を強いられる。とにかく粘り強く最後まで戦おう」と、決戦を前に選手には伝えていたと言う。

 第2Qに入ると日体柏が次第に自分たちの強みを発揮していく。インサイドの要であるコンゴからの留学生#10テムヴィ カセンド イヴォン(204㎝)が高さだけに頼らず、堅実にボックスアウトに踏ん張ってリバウンドを支配。得点を重ねて桐光との点差を詰めていく。また2Q終盤には#13前田剣佑(183㎝)のスリーポイントが連続で決まって同点、さらに逆転に成功する。桐光は日体柏の厳しいディフェンスに阻まれ、次第にタフショットが多くなり、相手に逆転を許してしまった。


3ポイント、ミドルショットと得点を量産し、チームに勢いをつけた#13前田剣佑


 後半に入っても、日体柏#13前田のスリーポイントが当たり続ける。準決勝までは平均11得点と特別目立つ存在ではなかったが、この決勝戦では爆発的な当たりを見せ、その勢いは試合終了まで続いた。結局、前田は7本のスリーを含む31得点と大活躍、チームの優勝に大きく貢献した。

 「今日は調子がよかったです。野澤監督から『気持ちよくシュートを打っていいよ』と言われていたので、思い切りよく打てました。途中でもっと気持ちよく決めてやろうと思いました。初日、準決勝とあまり調子がよくなかったけど、周りのみんなが『リバウンドとるから』と声をかけてくれたので、ちゅうちょなく打てました」(#13前田)

 また、今大会、コンスタントに得点を重ねた#6小出柊也(173㎝)は、「自分たちのバスケットをやれば負けることはないと信じていたので、それをやり抜くことに重きを置いて戦い、優勝することができた」と語る。インサイドを制した#10テムヴィが、「リバウンドとシール、ピストルディフェンスをがんばった。リバウンドを取るためにボックスアウトをがんばった」と話すとおり、テムヴィの地味な部分でのがんばりもまた、優勝に大きく貢献した。


ボックスアウト、リバンドなどで踏ん張りを見せた#10テムヴィ


留学生とともにインサイドで活躍した日体柏#5長根賢太

 Bブロック優勝を決めて歓喜に包まれた日体柏だったが、野澤コーチは喜ぶ選手たちを制して、キッパリとこんな言葉をかけた。
 「優勝は嬉しいものだが、浮かれている時間はない。関東Bブロック優勝も狙ってきたことだけど、これから狙うのはインターハイ出場だ。誰よりも強い気持ちを持つなら、今から切り替えよう!」
 6月17日からは千葉県インターハイ予選がまたスタートするからだ。
 「県内にはAブロック優勝の市立船橋をはじめ、関東大会県予選で3点差で惜敗した幕張総合(千葉2位)や八千代松蔭(千葉4位)、習志野(千葉5位)と強豪がひしめき合っています。とにかく、気が抜けない試合が続きます」。
 Bブロック優勝はあくまでも通過点。インターハイ予選に向けて気を引き締める野澤コーチだった。

 千葉県のインターハイ代表枠は2チーム。昨年、チームは2位代表で広島でのインターハイに出場したが、2回戦で敗退した。今年も千葉県予選を勝ち抜いて、全国への「切符」を手にするのが目標である。このことは、選手たちも一番分かっていることだ。
 今大会のBブロック優勝をバネに、次にめざすのは千葉県代表としてインターハイへ出場し、昨年よりもさらに上位に駒を進めることだ。


取材・文・写真/若生 悠貴

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