2017/12/23

ウインターカップ2017【白鷗大足利】初出場・初勝利へと導いた二人のコーチ

■12/23 女子1回戦 白鴎大学足利 66-53 滋賀短期大学附属■

 今大会は初日、すべての初出場チームが1回戦を突破するという「新風」を巻き起こしている。白鷗大足利(栃木)も12年連続17回目出場の常連・滋賀短大附との接戦を制し、2回戦へと駒を進めた。

「粘り強くディフェンスできたことと、スカウティングどおりハイ・ロー(インサイドでの連係プレー)をあまりやられなかったことが勝因。ただ消極的になったところが反省点として残りました」

 このように試合を分析するのは、今年4月からチームを指揮する香山孝之コーチ。かつては名門・宇都宮中央女を率いて10回、ウインターカップに出場させた名将だ。昨年度までチームを指導していた宇津江麻衣氏が産休のため、高校時代の恩師である香山コーチに白羽の矢が立ったわけである。激しいプレッシャーディフェンスから速いトランジション(攻防)を以前からチームに植え付けていた香山コーチは、教え子である宇津江氏から預かっているチームをこう評する。

「走る力はある。跳ぶ力もある。オフェンス能力は高い。ただ身体的なスタミナに、精神的なスタミナがぴたっとはまらないと、こういう大会ではいいパフォーマンスになりにくい。明日はローペースなオフェンスを立て直して、自分たちのリズムを作りたいですね」

 チームのキーマンは滋賀短大附戦で、24得点、16リバウンドのダブルダブル(※二つのプレーで二桁の数字を記録すること)の活躍見せた#5星ミョーチョン。香山コーチに切り替わったことについて彼女がこう表現する。

「走る練習量が多いのは宇津江先生かな(笑)香山コーチには『考えてバスケットボールをやるように』と指導されました。特に相手の大きな選手に対して私一人では守れなくても、チームみんなでディフェンスすれば守れるようになったと思います」

校名の頭に付く「白鷗大」と言えば、昨年度のインカレ(大学の全国大会)で初優勝を遂げたチーム。同県内に系列の大学がある環境面について星はこう語る。

「今年も何回か練習試合をしてもらいました。レベルが全然違うのに、私たち相手に真面目に戦ってくる。だから強い相手と戦う時には、『白鷗大の当たりのほうが強い!』って、自分に言い聞かせて頑張っています(笑)」

取材・文/渡辺淳二 写真/一柳英男



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