2017/12/28

ウインターカップ2017【女子準決勝】安城学園が八雲学園の追撃をかわし初めてのファイナル進出

■女子準決勝 安城学園 90-85 八雲学園■

 準決勝で安城学園(愛知)が八雲学園(東京)との接戦を制して、初めての決勝進出を遂げた。

 試合開始早々から積極的にプレーし、一気に18-3とリードを奪う安城学園。それとは対照的に堅さが目立つ八雲学園。高木優子コーチの目にも、選手たちが普段とはまったく違う様子でプレーしているように映った。

「スタートが悪すぎましたね。会場がメインコートになったのもあるかもしれません。シュートなどいつもとは違うプレーでしたし、何より、相手にドライブ(ゴールに向かうプレー)をされ過ぎました」

 安城学園の#7相澤ひかりが27得点、#13野口さくらが21得点と、いずれも八雲学園のディフェンス網を打ち破るドライブ(ゴールに向かうプレー)で攻撃を牽引。それでも八雲学園は4クォーター、3回戦で女子ウインターカップ史上1試合最多となる62得点をあげた2年生#奥山理久々嘉の連続得点などで一時は逆転した。その#4奥山に対するディフェンスについて、安城学園の金子寛治コーチが説明する。

「奥山選手に取られてもまわりの選手にやられないようにしようと。それでも後半、疲れて来るかな、と思ったけど逆にスイッチが入ってけっこう取られましたね(42得点) 奥山選手が上手でした」

 その奥山に対しては安城学園#10深津彩生と、キャプテンの#4上村菜々美がマーク。特に4クォーターの勝負どころで対応したのが#4上村である。

「奥山選手とは身長差があるのでステイロー(低い姿勢)で守ろうと。たとえ決められてもすぐに切り換える。私のファウルが4つになっても後輩が代わりに頑張ってくれると信じて、引くのではなく積極的にディフェンスしました」

 愛知県予選まではスタメンとして起用されていた#4上村。だがウインターカップでは、「岐阜女子の留学生とのマッチアップを考えた上で#10深津をスタメンにした」(金子コーチ)。その結果、シックスマンとして起用されているこの#4上村が同点となるゴール下シュートをねじ込むと、八雲学園の追撃を振り切る貴重な得点をその後もあげて、途中出場ながら12得点を記録した。そんなシックスマン#4上村のプレーに対して、安城学園・金子コーチは高く評価する。

「ディフェンスは(#10深津も含めて)100点中90点。勝負どころのセットオフェンスも#4上村にパスするパターンを指示し、ちゃんと決めてくれました。彼女はとても真面目な選手で、ポストムーブ(インサイドの動き)を3年間、一生懸命練習していたんです」

 日頃の練習の積み重ねが、ウインターカップのメインコートで実を結んだことを金子コーチは喜んでいた。

取材・文/渡辺淳二 写真/若生悠貴


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