2018/08/6

インターハイ2018【県立四日市商業】初のインターハイ・ベスト8から一気にベスト4へ躍進

◆8/7 女子準決勝 桜花学園 94-61 県立四日市商業

 ベスト4のうち、3チームが東海ブロックのチームとなった女子。準決勝1試合目で、昨年のウインターカップ覇者・大阪桐蔭(大阪)を岐阜女子(岐阜)が破り、決勝に進出。昨年に続くインターハイ制覇に向けて勝ち進んだ。

 もう一つのファイナリストを巡る争いとなったのが県立四日市商業(三重)と桜花学園(愛知)の東海対決。

 名門・桜花学園に対して、四日市商業は初めてインターハイの準々決勝に進み東京成徳大学高(東京)に勝利。そうして準決勝進出を遂げ、破竹の勢いを見せている。

 その勢いが桜花学園にどこまで通用するか注目された。開始早々から高さを生かして得点を伸ばす桜花学園に対して、四日市商業は#11堀江ゆうみ(177㎝)がオフェンスリバウンドから得点を重ね、さらにミドルシュートを連発してシュートレンジの広さを見せつける。ところが第2ピリオドに四日市商業は5分間ノーゴール。その間に桜花が14点を連取し、完全に試合の主導権を握った。

 四日市商業・横山俊幸コーチが采配の難しさを吐露する。

「うち(四日市商業)のように小さいチームは、高さのある相手より跳んで走る必要がある分、体力的にきつい。しかも競って勝ち上がってきただけに、(準決勝前半から)ばてているという印象を受けました。思い切りシュートを打て、と指示するか、じっくり見て攻めるか、その判断が難しかったですね」

 後半に入っても四日市商業の攻撃はスムーズに展開されず、追撃するエネルギーはもはや残されていないように映った。

「桜花学園はもう一試合できるような感じでしたね(苦笑)」と、四日市商業・横山コーチは完敗を認めつつも、同時にベスト4に入った今大会の結果に大満足の様子だ。

「ベスト4を目標にしていましたが、本当にここまでこられるとは思っていませんでした。選手はすごい、よくがんばった。ディフェンス、リバウンド、ルーズボールを頑張り、シュート力も生かされたのが昨日までの勝利につながったと思います」

 四日市商業は昨年のインターハイこそ初戦敗退で終えたが、冬のウインターカップでは昭和学院(千葉)を相手に、互角のゲームを展開してベスト8にあと一歩のところまで迫っていた(※ウインターカップでは一度ベスト8に入ったことがある)。その時、2年生としてチームの得点源となっていたセンターの#11堀江ゆうみの存在が、今年の四日市商業の躍進を予感させてもいた。その#11堀江が悔し涙をぐっとしまい込むようにしながら言う。


「絶対優勝しようという気持ちでやってきたのに、桜花学園戦の結果が散々で悔しいです。最初は粘れましたが、第2ピリオドで高さや力強さで負けたのが敗因です。桜花学園にはミドルシュートが利くかな、と思って多目に打ちましたが、疲れが足にきて、ぶれてしまいました…。でも他の試合はインサイドのプレーが8割で、アウトサイドのプレーが2割と意識してプレーしました。私は体が細いのでインサイドのプレーが苦手なのですが、それを頑張れたからこそ、ここまでこられのだと思います」

 春先の東海ブロックの新人戦ではダブルスコア(約2倍の点数差)だった桜花学園との力関係。この準決勝では61-94。その開きは小さくはないが、少しずつ縮まってもいる。そんな成長した姿を四日市商業は、はっきりと見せてくれた!

文/渡邊淳二 写真/青木優


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