2018/08/10

インターハイ2018【桜花学園】ノーシードから女王に返り咲いた桜花学園の変化

◆8/6 女子決勝 岐阜女子 61-70 桜花学園

 インターハイ前の東海ブロック大会で優勝できず第1シードを逃した桜花学園は2回戦で、昭和学院(千葉)に終了間際までリードを許しながら劇的な逆転勝ちを収めて勢いに乗った。決勝の岐阜女子戦では1年生センターの留学生#14 Okonkwo Susan Amaka(以下アマカ/185㎝)の高さがクローズアップされたが、彼女をサポートするまわりの選手たちのプレーも『さすがは桜花』と思わせる充実したプレーぶりだった。

 #10江村優有が1年生とは思えない冷静なゲームコントロール。そこから#8平下愛佳(176㎝)、#9岡本美優(177㎝)が高さを活かしつつ、オールラウンドの得点で相手に的を絞らせなかった。

 そしてチームをまとめたのがキャプテンの#4坂本雅。攻防で1対1の強さを発揮した坂本キャプテンに、優勝までの経緯を振り返ってもらった。

――どんなことを意識してプレーしていましたか?
坂本 昨年は2人の先輩に頼ってしまってまわりの得点が少なく、そこを止められてしまうと苦しくなってしまいました。先生(井上眞一コーチ)に「今年のチームにエースはいない」と言われていたので、5人でしっかり得点を取りにいく。そして自分が強気に攻めれば、まわりも付いてきてくれると思っていました。

――東海ブロック大会で優勝できず、ノーシードでの出場となりました。
坂本 (東海ブロック大会で)安城学園に負けて、練習に対する取り組み方が変わったと思います。ディフェンス中心の練習で流れをつかめるようにして、もっと速い展開にしようと…。ただアーリーオフェンス(速い展開の攻撃)にこだわらず、一人一人が1対1で攻めることを強く意識しました。

――そうやってチームは変わっていったのですね。
坂本 2回戦の昭和学院戦では、ずっとリードされていました。今まではリードされて追い掛ける展開になると弱かった…。でも昭和学院に離されずついていき、相手のプレッシャーに負けず、そして折れることなく逆転できたことが大きかった。先生に「気持ちが弱い」と言われることが多かったので、その部分が変わったのかな、って。

――留学生のアマカがメンバーに入ったことも含めて、バスケットスタイルが変わりましたね。
坂本 速い展開の中でアマタが先頭で走ることは難しいので、まずは残りの4人で攻めること。そこで攻めることができなければ、しっかりとオフェンスを立て直してシュートチャンスを作ろうというのが狙いでした。

――留学生がチームに入ると聞いた時、どう思いました?
坂本 始めはどんな子かわからないし、言葉が通じるのかもわからなくて不安なところはありました。でも学校に来た最初の日から積極的にコミュニケーションをとって早く打ち解けられるように接していたら、アマタが頑張ろうとしていることがはっきりと伝わってきたんです!

[留学生・アマカのコラムに続く]

文/渡辺淳二 写真/青木優


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