2018/12/31

ウインターカップ2018【男子インタビュー】今後への飛躍を誓うコートを魅了した選手たち

    日本一には届かなかったが、コートでの躍動が光った選手のコメントを紹介しよう。


    ◆帝京長岡 #8神田龍一(3位決定戦・桜丘戦後のコメント)

    帝京長岡をベスト4に導いたチームリーダー。留学生のケイタ・カンディオウラとのホットラインが冴え、ガッツあふれるディフェンスと鋭いパス、跳び込みリバウンドや要所の得点でチームの士気を高めた。171㎝と小柄だが、今大会で絶大なインパクトを残した。

    「ウインターカップは3年生みんなでプレーできたので良かったです。つらいこともあったし、メダルには届かなかったけど、全国4位という形に残せました。ウインターカップは3年間の最後となるので、集大成として気持ちよくプレーしたかったんです。最後まで楽しかったので良かったです。自分の身体のコンディションはそんなによくなかったです。でも最後は気持ちで乗り切るために、テーピングをしないで試合に出ました。テーピングをすると頼っている部分があってイヤなのでしませんでした。
    夏までは試合に出ているメンバーの自覚がなかったし、練習もダメでした。開志国際に負けてインターハイに出られず、そこから3年生がしっかり話し合ってからは100%でやってきたので、こういう結果を残せたと思う。リバウンドやディフェンスが粘り強くなり、後輩を引っ張る気持ちでやってきました。柴田先生に教わったことは、バスケットボールだけでなく人間性です。ベスト4に来ることはできましたが、自分たちは先輩たちを超えられなかった。後輩には自分たちを超えて日本一になってもらいたい」

◆東海大諏訪 #12黒川虎徹(準々決勝・福岡第一戦後のコメント)

インターハイでベスト4へと躍進した東海大諏訪。ガードからセンターまでバランスの取れたチーム布陣で躍進の年を迎えていた。主力に2年生も多く、来季も期待される。その中で軸となるのは、得点力とリード力を兼ね備えた2年生ポイントガードの黒川虎徹だ。

「福岡第一に対しては、スピードある相手であろうが、自分たちのバスケットをしようと言っていました。みんなで頑張っていたけど、自分のコントロールミスがあった。引っ張りきれなくて、ポイントガードとしてまだまだ足りない。留学生のいるチームということで逃げてしまったり、シュートのバランスを崩してしまったり、自信を持ったプレーができなかった。小川(麻斗)君には前からディフェンスされていて、自分がセットまでいけないこともあった。自分がボールをキープできなかったこと大きい。最後まで東海大諏訪らしいプレーはできたと思うんですが…。来年は自分が引っ張っていけるようにします」

◆明成 #5川村亮汰(準々決勝・帝京長岡戦後のコメント)

昨年度のチャンピオン、明成のスピードスター。ディフェンスを切り裂く鋭いドライブを持ち、3年時から多くのプレータイムをつかむ。3年で試合に出ているのはガード陣だけという若いチームの中で、スピードあふれるプレーで牽引した。まだまだ成長できる司令塔だ。

悔しいです。本当に悔しいです…。何か足りないことがあったから負けました。技術とか体力じゃなくて、気持ちの面が足りなかった。高さがない分、全員でリバウンドに跳び込んで取っていったんですけど、こぼれ球を拾われてしまった。やっぱり、高さにボックスアウトができていなかった。後輩たちにはこの悔しさを忘れずに日本一を目指して、これからも明成らしいバスケットボールをやってほしい」


◆報徳学園 #10コンゴロー デイビッド(2回戦・桐光学園戦後のコメント)

西宮市立高須中時代に注目を集めたセンター。語学留学で来日し、昨年の全国中学校大会ではベスト4に導く活躍。献身的なインサイドプレーとリバウンド力でチームを支えている。208㎝の高さに加え、1年生とは思えぬ体格の良さを持つ。2回戦でインターハイのリベンジとなる桐光学園を破ったあとに涙を流した。素直な性格で今後の成長が注目される。

「インターハイは桐光学園に負けました。とっても悔しかった。今日のリベンジは『俺たちが勝つ!』という強い気持ちを持っていました。勝ててすごくうれしかった。だから泣きました。 
最後までチームはみんな緊張していました。残り2分に13点勝っていましたが、相手はシュートが入って追い上げてきたし、最後は同点にされそうでした。すごく疲れていたけど、最後に私はリバウンドを頑張りました。今日は朝からめっちゃ疲れていたのですが、最後まで頑張れました。明日の相手はまだわからないけど、絶対にベスト8に入ります」

◆豊浦 #10喜志永修斗(2回戦・明成戦後のコメント)

来るとわかっていても止められないクラッチシュートで明成戦では30得点の活躍。フロアリーダーであり、得点源としてチームを明るく引っ張った。頭の回転が速く、ゲームの流れを読むことができる嗅覚の持ち主。大学ではマルチなガードとしての飛躍が期待される。

「自分は強気で攻めることはできましたが、明成戦は雰囲気に飲まれてしまいました。残り5分で勝負となり、4点差まで追い上げムードになった時に、今までのミスがボディーブローのように効いてきて、苦しく感じました。自分たちは能力があるわけではなく、相手をよく見て地道にやるチーム。バックドアが通じて良さも出せたけれど、そこからの連動をもう少しやりたかった。
明成は、僕らが追い上げているときに#5川村と#10(田中)裕也がしっかりしゃべっていて、タイムアウトも嫌らしいタイミングで取ってきて、このあとに変化がくるなと思ったら本当に来て、そこを徹底してやれるのがすごかった。10点差は惜しかったと周りに言われましたが、自分は明成が3クォーターからメンバーチェンジで試しに入っているのがわかり、そこで自分たちの流れが続かなかったので、10点差は大きな差で、相手に力の差を見せつけられた感じがします。そういうところで上位に進出できる差が出るのかとわかった大会でした。
後輩たちにはこれからもコツコツと頑張って強豪校に対抗してほしいし、自分も豊浦でやってきた考えるバスケをもっと磨いて、自分の良さを出していきたい」

文/小永吉陽子 写真/小永吉陽子、若生悠貴


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