2018/12/28

ウインターカップ2018【女子決勝】平成最後のウインターカップ女王は、3年ぶり2回目優勝の岐阜女子!

◆12/28 女子決勝 大阪薫英女学院 74-92 岐阜女子

大会6日目、女子決勝。ファイナルのコートに立ったのは、岐阜女子(岐阜)と大阪薫英女学院(大阪)だ。岐阜女子は3年前、ウインターカップ初優勝を飾ったが、昨年は留学生センターの負傷が響き、不完全燃焼で大会を終えた。そして今大会の準決勝でも留学生の一人#7 ハディダフェを風邪で欠く事態に。それでも津幡(石川)の粘りを振り切っての決勝進出だ。

一方、大阪府予選で昨年の覇者・大阪桐蔭を破った実力を遺憾なく発揮している大阪薫英女学院(大阪)。準決勝の昭和学院戦では序盤、劣勢を強いられながらも多彩なディフェンス戦術で昭和学院に逆転勝ちを収めた。


インサイドで強さを見せた岐阜女子#7 #7 ハディダフェ

岐阜女子の高さにどのような戦術で大阪薫英女学院が対抗するかに注目が集まった一戦は、岐阜女子#7ハディのファウルが込むものの、#4 池田沙紀がドライブ(ゴールに向かうドリブル)で大阪薫英女学院のディフェンス網を突破し、主導権を握った。

第2ピリオドから大阪薫英女学院は、前日の昭和学院戦で奏功した戦術、ゾーンプレス(前線からエリアを封じる戦術)で揺さぶりをかけるが、岐阜女子のもう一人の留学生##8 イベエスターチカンソがゴール下を支配。48ー36と岐阜女子がリードして前半を折り返す。後半に入ると岐阜女子は、大阪薫英女学院のマッチアップゾーン(一定エリアに侵入すると二人がかりで対応する戦術)に対してドライブを封じられるものの、早いパス回しから#7ハディにボールを集めて大阪薫英女学院を一気に突き放し、3年ぶり2回目の優勝を飾った。

大阪薫英女学院のディフェンス戦術を岐阜女子・安江満夫コーチも警戒していたようだ。

「あのようなマッチアップゾーンに、選手は自分自身を戸惑わせてしまい、相手のツボに入ってしまうんです。だから『こわがるな』、と。焦らずにプレーするように指示した」という。

緩急をつけたプレーで岐阜女子の攻撃を牽引し、自らの得点のみならず、二人の留学生を見事に生かした#4池田沙紀が言う。

「前半、競るゲームが多かったですが、後半に入っても仲間どうしでコミュニケーションをとるようなチームワークが勝ちにつながりました。(今夏の)インターハイ決勝では、第3ピリオドで我慢できずに負けました。それだけにつらい時こそ、ディフェンスを頑張るようにしたんです」


ドライブに3ポイントと圧巻のプレーで観衆を沸かせた岐阜女子主将 #4 池田沙紀

一方、敗れた大阪薫英女学院・安藤香織コーチがこの1年を思い起こして言う。

「昨年は大阪府予選決勝で敗れてウインターカップの出場権を逃し、ゼロからのスタートでした。『主体性』をテーマにチーム作りを進めてきて、この大会でも自分で判断してプレーしてくれましたし、戦術面でコミュニケーションをとれたことが準優勝につながったと思います」

昨年のウインターカップは安城学園(愛知)に、そして今夏のインターハイでは決勝で桜花学園(愛知)に敗れて悔し涙を流す結果に終わった岐阜女子。安江コーチが今大会を総括する。

「組み合わせを見て、準決勝、決勝をポイントにして大会に臨みましたが、予想とは違うチームが勝ち上がって来て、改めて高校生の大会であることを感じさせられました」

有力視されていたチームがメインコートを前に姿を消す中、岐阜女子はすべての試合で二ケタ以上の得点差をつけての圧勝劇を見せつけた。

そして決勝前に行われた3位決定戦では、昭和学院(千葉)が津幡(石川)に逆転勝ちを収めて3位に食い込んだ今年のウインターカップ。「平成最後の女王」は岐阜女子となった!

文/渡辺淳二 写真/若生悠貴


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