2019/08/3

【2019IH】5年連続の『2強』ライバル決戦。ディフェンスから勝機を見出した桜花学園が連覇


2年連続24回目の優勝を果たした桜花学園

■8/2 女子決勝戦 桜花学園72-59岐阜女子
自他ともに認める『高校女子の2強』桜花学園と岐阜女子は今大会も他を圧倒していた。インターハイ決勝は5年連続で同一のカード。

互角の展開から先に抜けだしたのは桜花。#12オコンクウォ・スーザン・アマカがゴール下で躍動、またディフェンスでもブロックショット(この試合6本)を連発。#6岡本美優らの力強いドライブで主導権を握った。岐阜女子は桜花のエース#4平下愛佳を徹底的にフェイスガードでマークすることで流れを変え、#4林真帆の3ポイント、#5藤田和の連続ゴール、#8ジョル・セイナブライがジャンプフックを沈めて対抗する。前半は桜花が38-30でリードして折り返す。

後半も岡本が積極的にゴールに向かう桜花。岐阜女は前半同様、平下をフェイスガードしながら、ダブルチームのトラップ、オールコート、ゾーンとディフェンスで手を変え、品を変えチャンスを見出すが、桜花は徹底マークにあっていた平下が待望のジャンプシュートや速攻を繰り出して点差をつけていく。ゲーム終盤、岐阜女子は林がゴールを攻め立てるが逆転には至らず。72-59で桜花学園が2年連続24回目の優勝を決めた。


惜しくも昨年に続き決勝で敗れた岐阜女子

■井上眞一コーチ
「優勝して率直にうれしいです。岐阜女子は手の内を知る相手で、スピードがあり、3ポイントがあり、留学生がしっかり攻めてくるチームだが、意外とドライブで攻めてきたのが多く、それに対してヘルプが遅れることがありましたが、勝ち切ることができました。

今日はエースの平下がフェイスガードで徹底的にディナイして止められてしまった。平下がここまで守られることは予想しておらず、ボールを持たせてもらえなかった。それでもチームのエースだから、スクリーンを使ったり、マークを振り切ってボールをもらえと指示したが、13点しか取れなかった。そんな中で岡本、前田、江村がスコアして仕事してくれたので助かりました。また、アマカがインターセプトからレイアップに持っていったり、ビッグプレーが出たので主導権を握れました。
ウインターカップに向けては、もう少し信頼できる控えのメンバーを作りたい。選手層を厚くすることが課題です」

■平下愛佳キャプテン
「優勝できて安心しました。岐阜女子の林さんの3ポイントとインサイドの留学生を絶対止めろと井上先生に言われていて、そこをしっかり止めたことが勝因かなと思います。自分に対してはフェイスガード気味にくるのは分かっていましたが、今までそこまでしてこなかったので、対策はしてきませんでした。それが急に徹底的にされたので自分が逃げてしまいました。

自分が点を取れないときはディフェンスで頑張ろうとやっていましたが、途中で先生に『お前が何もやっていない』と言われ、後半になってボールをもらいに行くようにしました。今後はフェイスガードされてもしっかり振り切って点を取りにいきたい。

昨年のウインターカップで負けてからは、チームでミーティングを重ねましたが、最初はみんなでコミュニケーションが取れず、意見も全然出ませんでした。最近は下級生と上級生が関係なく、どんどん意見を出してくれたりするようになった。新チームになってコミュニケーションが取れるようになったのが成長した点だと思います。

両腕に『日本一』と『宇宙一』と書いて決勝に臨みました。自分のニックネームが『宇宙人』なので宇宙一と書きました。何を考えているかわからないという意味で宇宙人です(笑)。去年のインターハイも『宇宙一』と書いて優勝できたので、今年も(ゲンをかついで)書こうかなと(笑)」

6岡本美優
「優勝はうれしすぎてあまり頭が回りません(笑)。苦しい時もあったんですけど、仲間が助けてくれて楽しくやれました。先生がいつも『スマイル!』と言ってくれて、自分も笑顔でやろうと思っていたので、チームメイトに(腕に)『笑顔と書いて』と頼みました。

去年の岐阜女子にはガードの池田(沙紀、筑波大1年)さんがいて、粘られて最後の残り数秒で決められることも多かった。今年の岐阜女子はプレースタイルが違って速攻が多かったので、そこに負けないようにしました。自分の出来は75点です。マイナス25点は、4Qで得点が止まったから。ディフェンスのプレッシャーが強い時に逃げたプレーではなくて、もっと強気なプレーでいくことがこれからの課題です」

文・写真/小永吉陽子 


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