2019/12/27

【WC2019】三度目の正直。全国の初舞台を踏む高山西「来年、必ずまた戻ってくる」


就任5年目で高山西を全国へ導いた打江謙二コーチ

■12/24 男子1回戦 高山西64-77八王子学園八王子

1回戦からいきなりの注目ゲームが多数ある今大会。その注目ゲームの1つが初出場の岐阜県代表の高山西と東京都代表の八王子学園八王子のゲームだ。両チームとも留学生をメンバーに持ちインサイドを制しウインターカップまで勝ち進んできた。


豪快なボースハンドダンクを見せた#45シソコドラマネ

 高山西が留学生を受け入れることになったのは現在の3年生が1年生だった時だ。#12シソコドラマネが高山西の門をくぐった時には、日本語はもちろんしゃべることはできず孤立してしまい兼ねない状況の中、まわりは簡単な英語でコミュニケーションを取るところから始まった。バスケットボールもまだまだ発展途上であり、とにかくゴール下を守り攻めるだけだった頃が昨日のことのようだ。

 苦節3年、県予選決勝の接戦を制したときの決勝点はドラマネのフリースローだった。チームにとって大きな柱となったことの証明だった。

 八王子は高山西のインサイドを守ることを徹底し、前半を#45ドラマネ、#64シソコガウスの2人を0点に抑え、29-44の15点リードを奪う。「ドラマネとガウスの2人が6点ずつ取って前半を互角で終える予定だった」と打江謙二コーチは振り返る。

 後半は少しずつインサイドにボールが回り始め、#28不破尚生の鋭いドライブで八王子のインサイド陣を引き付けると、後ろから走りこんできた#45ドラマネへノールックでビハインドザヘッドパス。#45ドラマネが豪快にリングへボールを叩きこんだ。

「ドライブの瞬間にドラマネが走ってくるのが見えたのでそのまま後ろへパスを出しました」と阿吽の呼吸の如くアシストした#28不破。

 ルーズボールに飛び込む泥臭いプレイや豪快なボースハンドダンクを2本決めチームに活力を与えた#45ドラマネは1年、2年と全国に出られなかったけど、最後に衆生出来てうれしい」と笑顔で話した。


華麗なビハインドザヘッドパスでアシストした#28不破尚生

 途中、下級生のみで戦う場面も見られ、これを打江コーチは「来年のためにコートに立たせました。来年ここに戻ってくる準備です。県内の新人チームでこのウインターのコートへ立ったのは君たち以外にはいないんだ」と強く選手たちに意識を植え付け来年を見据えた。

念願の初出場。1回戦突破とはならなかったが、3年生のやり切った清々しい笑顔と来年もチャレンジしようという目標を新たに持った下級生たちは、どこか誇らしげだった。

文・写真/若生悠貴


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