2019/12/25

【WC2019】「自分は不器用だから……」共に喜び、時に励ましチームを牽引した埼玉栄のキャプテン


#11カマラアセトゥの背中を叩き励ます#0沖咲月

■12/23 女子1回戦 埼玉栄60-83聖カタリナ学園

 埼玉県代表の埼玉栄は初戦で愛媛県代表の聖カタリナ学園と対戦し、力の差を見せつけられ60-83と大差で敗退となった。埼玉栄の目由紀宏コーチは「出だしから全員の動きが重かった。今まで何度もスカウティングをして準備をしてきたけれど、何も出せなかった。今までやってきたことを出せれば……」と不完全燃焼な想いを滲ませた。

 聖カタリナは試合を通して#5森美月の5本を筆頭に計14本のスリーポイントを沈めて栄を苦しめた。一方、栄は苦しい状況を打破しようとドリブルアタックからキックアウトを主として組みなおそうとするが、ドリブルで終わってしまうかスリーポイントを打ててもリングに嫌われ続け、試合を通して14本のスリーポイントを放ったがすべて落とし逆転の糸口を掴めず。点を決めた後もカウンターを喰らい、第3クォーターに流れを掴みかけるがここでも乗り切れず、1回戦突破は叶わなかった。

 チームをまとめあげたキャプテンの#4沖咲月は9得点13リバウンドとチームに献身的なプレイを貫いた。


17得点11リバウンドのダブルダブルを達成した#2狩野美里

「自分はあまりディフェンスもできるわけじゃないし、シュートもうまい訳でもなくて、ほかの人よりも不器用だったけど、声を出すことや励ますことだけは自分のなかでチーム一できるところと思っているので、コートにいるときはもちろん、ハーフタイムにも常に声をかけ、手を叩いて盛り上げ、不安な顔をしている仲間がいれば背中を叩いてあげたりと意識していました」

自分が今、できることを的確に捉えチームにプラスの風を吹き込んだ彼女は、共に喜び、時には励まし、ゲーム中に他の選手とコミュニケーションをとる姿はよく見受けられた。彼女の声に、ハイタッチにどれだけの仲間が助けられただろうか、計り知れないほどだ。

新チームについて「今回、試合出場は果たせなかったけど#9高橋こはくには一生懸命チームを引っ張ってもらいたいとおもいます。栄らしい楽しいバスケットを続けてほしい」と後輩へエールを送り、最後に「このメンバーでバスケができて全部が自分の財産。一生忘れられない人たちです」、そう言い残し、彼女は体育館を後にした。

文・写真/若生悠貴


スティールからシュートチャンスを生み出した#3大家美羽



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