2019/12/26

【WC2019】日本航空は2回戦敗退。岡山商大附の“巧さ”より“強さ”に苦戦 


日本航空はタフショットを強いられた(写真は#18岩田飛冴)

■12/25 男子2回戦 日本航空73-63県立富山工業

1回戦で富山工業との試合を制した山梨県代表の日本航空。12/25の2回戦では、1回戦を100点ゲームで突破、U-18日本代表に名を連ねる#10脇真大がエースとして君臨する岡山商科大学附と対戦した。

1回戦を終えた日本航空は、隣のコートで行われていた岡山商大附の試合を見て、それぞれが「脇だ……」と呟きながらコートを横切った。インターネットが普及したこの時代、日本代表に名を連ねるビックネームである彼の情報は嫌でも入ってくる。もちろん、2回戦でぶつかる相手である岡山商大附のスカウティングはしてきたが、それでも恐怖の存在だった。

 同じコートに立ち、岡山商大附#10脇を目の当たりにしたとき日本航空の選手は、彼のことが実際よりも大きく見えたことだろう。いざ、試合が始まると予想以上の失点とファウルが嵩んでいき、身体を張りリバウンドを奪取する日本航空のゴール下の要・#46神代英輝がはやくも4ファウルとなりベンチへ下がる事態へ。このトラブルの代償は大きく、試合が終わってみるとリバウンド数は68本の岡山商大附に対して日本航空は37本と大きく下回った。


チームハイの21得点を挙げた#4山田翔輝

「巧いのは大前提ですが、巧さよりも強さに苦しめられました。オフェンスでは、ドライブに対してカバーをしてもちゃんと決めきってくる。ディフェンスでは、自分たちが恐れてしまいタイミングをずらしてシュートを外してしまったり、タフショットばかり打たされたりしてしまった」とチームハイ21得点の日本航空#4山田翔輝が振り返る。

 チームをまとめ、引っ張ったキャプテンの#31古畑翔太朗はある想いを胸にウインターカップのコートに立っていた。

「自分は怪我をしていることもあり、ウインターカップでバスケットを辞め、大学では続けないつもりです」と、このゲームが高校生としてではなく、人生としてバスケットの引退試合となったのだ。

「自分を中心に“脇対策”もしてきたけれど、実際はさらに上だった。それでも、自分たちの走るバスケットを貫いて、カッティングから4本、5本決められたので良かったです」

淡々と答えていたが、後に「感情を抑えています」と打ち明けてくれた彼の目の奥には悲しみや寂しさが見えたような気がした。

文・写真/若生悠貴


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