2020/12/24

【WC2020】佼成学園女子、「会場校」から「強豪校」に!


◆女子1回戦 英明 72-98 佼成学園女子

12月23日から29日まで東京体育館をメイン会場に(24日までは武蔵野の森総合プラザも含め2会場で)、開催されているSoftBankウインターカップ2020(第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会)。

地元・東京代表として初めて全国大会出場を果たしたのが佼成学園女子だ。東京近郊では知名度の高い高校だけに、初出場なのが意外な感じだが…。「高くないですよ。常にチャレンジャーとして戦い、ようやく全国大会のチャンスをつかむことができた」と言う結城葉月コーチ。

そして初めての大舞台にもかかわらず、全国大会常連校の英明(香川)に対し、選手たちの緊張感を感じさせない戦いぶりが印象的だ。インサイドでは3年生の#8清水芽衣(173㎝)に加え、1年生の2人、#15福島和奏(175㎝)と#21中島リサ(180㎝)が高さを武器に能力の高さを見せつける。チームとしてもマッチアップゾーン(ボールマンに対して2人がかり)気味の変則ディフェンスで英明の攻撃リズムを狂わせた。結城コーチが試合をこう振り返る。

「早いタイミングで攻めるという指示に合わせ、選手たちがそのとおりに表現してくれました。ディフェンスでは、相手のスクリーンプレー(一人がついたてのように立ち、他の選手をノーマークにする動き)に対して、通常のマンツーマンではやられると思い、ゾーンディフェンスも交えながら戦ったのがうまくいきました」

東京のレベルの高さを感じさせた一戦。佼成学園女子にとっては、『初出場だから…』ではなく、『東京代表だけに』負けられない思いが強かった。なぜなら東京都予選をはじめとする大会会場地として協力するなど、東京のレベルアップに尽力してきた自負が佼成学園女子にはある。結城コーチが言う。

「知名度が高い、というのは会場地としてかもしれませんね。私がコーチになってからは正直、その部分が大きかった。会場を提供するばかりで、っていう…。試合会場になっていながら自分たちの試合がない、という代もありました。その当時の卒業生の思いも背負っていたつもりです」

 語気を強めてそう語る結城コーチ自身、17年前に同校のOGとして悔しい思いをした一人である。3チーム出場のインターハイ都予選では4位。2チーム出場のウインターカップ予選では3位。あと一歩のところで全国大会を逃した当時が甦る。

「私がインターハイ予選で敗れた相手にようやく今回勝てました」

東京都をレベルアップさせてきた名門・明星学園を延長戦の末に下した佼成学園女子。会場校から強豪校へと力強く踏み出した功績に拍手を送りたい!

文/渡邉淳二 写真提供/日本バスケットボール協会



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