2020/12/25

【WC2020】専修大学附属が「都予選優勝」という形でつかみ取った39年ぶりの大舞台


◆専修大学附属 48-117 開志国際

12月23日から29日まで東京体育館をメイン会場に開催されているSoftBankウインターカップ2020(第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会)。

東京都予選を制し、1位代表として出場したのは専修大学附属だ。が、今大会のダークホース的な存在、開志国際(新潟)には力の差を見せ付けられる結果に終わった。開始早々、コーナーからの3ポイントシュートを次々と決められ、シュートが外れても開志国際の留学生をはじめとするセンター陣にフォローされてワンサイドゲームとなってしまった(48-117)。

「最初から大会の雰囲気にのまれている感じでしたし、力の差が相当ありました」と、脱帽するのは就任41年目の服部康弘コーチ、御年64歳のベテラン指導者だ。この専修大学附属は実に39年ぶり2度目の出場。服部コーチが前回出場した、3月開催で1、2年生の大会だった当時を思い起こして言う。

「出場チームが(全都道府県ではなく)少なかったこともあって8強くらいでした。最後に負けた相手が能代工業(秋田)。勝ち続けていたその相手に、試合途中、大きく引き離されたことを覚えています(苦笑)」

コーチになって早々、全国大会を経験していながら、40年近く東京都予選敗退を続けてきたことを服部コーチはどう感じていたのか――。

その質問に対しては「スポーツだけの学校ではないので」と、スルーされる…。「入ってきた子でチームを作ってきたのは変わらないことで、たまたま今年勝てただけです。東京都予選では相手チームの中心選手を、選手と話し合いながら研究したことがよかったと感じます」

部員約80名の大所帯。いわば、来る者を拒まず選手と向き合ってきた。能力に秀でた選手主体で戦うのではなく、チームディフェンスからリバウンドを奪い、速攻へとつなげるスタイル。そんなチームカラーに感銘を受けて入学を決意したのがキャプテンの#4山下隆聖だ。

「僕が中学生の時、誘ってくれる高校があって『練習試合を見に来なさい』と言われたんです。実は、その対戦相手が専修大学附属でした。その時の戦い方が自分にすごく合っていると感じ、こうしてウインターカップに出られて、このチームで正解だったと改めて感じています」

大所帯を牽引するキャプテンとして「声が届きにくく、意識の差が出やすいだけに、行動に気を付けて背中で引っ張ろう」としてきた山下は、そう言って胸を張った。

文/渡邉淳二 写真提供/日本バスケットボール協会



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