2019/04/17

【bjcup2019】能代工業や帝京長岡ら全国区のチームが参戦!

 4月2日と3日、東京・墨田区総合体育館で開催された「バスケットボールジャパン2019東進ハイスクールU18」には、全国有数の強豪チームが参戦。中でも帝京長岡は昨年、一昨年とこの大会で2連覇を遂げるとともに、同年の集大成となるウインターカップでも2年連続でベスト4と躍進を遂げた。

 だが今大会では法政大第二(神奈川)に惜敗。とはいえ、まだ4月。勝敗にそれほどこだわっていないかと思いきや、帝京長岡・柴田勲HC(ヘッドコーチ)が悔しそうな表情を浮かべる。

「どうしても勝たなくてはいけない大会ではないけど、勝つことで『勝ったチームどうしで戦える試合』を経験させることができます。負けた後の試合ももちろん大事ですが、勝ったチーム同士の戦いは学びが多いのです」

 さらにチームの現状を次のように明かす。

「個々のやりたいことが少しずつできるようになると、チームとして大事にしてきたことができなくなる時期があります。いわば『素直力』、素直な気持ちでプレーできなくなっている状態のように感じます。私たちが大事にしているディフェンスとリバウンド、そこから走る展開などを十分に試せなかったので、これから見つめ直す必要がありますね」

 帝京長岡のキャプテン#4尾﨑汰樹は試合後、柴田HCからの指摘をこう受け止めていた。

「素直にプレーするということは今まであまり言われなかったことですが、チームとしてやるべきことができていない。特に声を出してディフェンスを行い、リバウンドを一度で取ってブレイク(速攻)につなげることができず、チームの雰囲気が悪くなってしまいました。その部分を一からやり直してインターハイを目指したいです」




 第7回を迎えたこの大会が始まった当初から帝京長岡が参加を続ける一方、今大会初出場となったのが名門・能代工業(秋田)である。昨年のインターハイとウインターカップでともにベスト16に食い込み、今年の東北ブロック新人大会を10年ぶりに制覇。今大会は東海大付相模(神奈川)に敗れたものの、古豪復活の機運を漂わせている。

「ケガ人が多い状況なので、普段ゲームに出ていないメンバーも起用しながらチーム全体でパフォーマンスを上げられることをテーマに臨みました。もっと個々がチームの役割を認識し、自分の仕事を徹底してもらいたい」と、選手に要求する小野秀二HC。キャプテン#4須藤陸もチームを厳しく見つめる。

「昨年は先輩が引っ張ってくれて、今年につながる戦いができました。だから昨年から試合に出ている今年の3年生が経験の少ない選手をもっと引っ張っていかなくてはいけません。昨年より小さくてチームワークが必要なのに、まだまだ足りない……。特にスクリーンを上手に使いながらシュートの確率を高めていきたいです」

 能代工業や帝京長岡のような強豪との対戦が、相手にとってはこの上なく貴重な経験になったことは間違いない。と同時に、この両チームが勝ち続けられなかったところに、今大会のレベルの高さがうかがい知れよう。

文/渡邉淳二 写真/井出秀人、若生悠貴

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