2019/04/11

【bjcup2019】藤枝明誠が桜丘との東海対決を制して優勝

 2019年4月2日、3日の両日に渡り、東進ハイスクール(株式会社ナガセ)が特別協賛する「バスケットボールジャパン2019東進ハイスクールU18」が、東京・墨田区総合体育館で開催された。この東進ハイスクールU18(略称)は今年で7回目を迎え、昨年の16チームから今年は24チームにスケールアップ。しかもその顔ぶれも、今年度の高校バスケットボール界を大いに沸かせそうな顔ぶれがそろった。

 昨年のウインターカップで初めて3位に輝いた桜丘(愛知)と、4位に食い込んだ帝京長岡(新潟)。そして今年の東北ブロック新人大会を制した能代工業や東海ブロック新人大会を制した藤枝明誠(静岡)も参戦。その中からこの藤枝明誠と桜丘が連勝して決勝に勝ち上がり、藤枝明誠が今大会を制覇した。


藤枝明成高校#10 浜本健

ファイナリストとなった藤枝明誠と桜丘ともに留学生を擁し、他を圧倒する高さが注目されがちだが、今大会でクローズアップされたのが#6菊地広人や#10浜本健ら、藤枝明誠ガード陣の機動力。決勝でもこのガード陣のドライブがいかんなく発揮され、桜丘のチームディフェンス網を突破した。緩急をつけた巧みなドリブルや正確なシュート力を披露し、大会MVPに選出された#10浜本が言う。

「桜丘にも留学生がいますが、怖がらずにアタックできました。センターのインサイドだけでは勝てないと昨年わかったので、スペースを広くとってドライブを仕掛ける攻撃を起点に、相手がヘルプに来たらセンターに合わせるように心掛けています」

 藤枝明誠に就任して4年目の阿部桂HC(ヘッドコーチ)にとっては、自身が最初にリクルートしたのが#6菊地や#10浜本ら今年の3年生である。それだけに現状に妥協せず、要求は高まるばかりだ。

「自分たちのペースに持っていけるところで、まだ相手に合わせてしまっています。15点差くらい開いた時、もう一つレベルが上のチームは20点、30点と引き離すところをうちは10点差に戻されてしまう…。特にオフェンスリバウンドを取られて、セカンドチャンスでやられるシーンが目立ちます。ディフェンスを我慢することと、シュートの決定力を上げることをテーマにさらに強化したいです」


桜丘高校#21村口宗羅

 留学生を擁しながら、そこだけに頼らず、チームディフェンス力を発揮し昨年のウインターカップで3位を手にしたのが桜丘である。そして、センセーショナルな活躍をして卒業した富永啓生がいた頃のチームレベルを目下目指しているようだ。大会ベスト5に選出された#21村口宗羅がこう言い残した。

「強いチームと対戦できて、いい経験になりました。チームとして、また自分としても課題が出た大会となりました。昨年は啓生くん(富永)中心のバスケットだったけど、今年はみんなで得点を取ろうと。その中で僕はガードですが、インサイドでパスを受けて攻撃を展開できるようになりたいと思っています」

 今大会を通じて得た収穫点と課題点が今後、どのようにチームを成長させるか楽しみである。決勝まで勝ち上がったチームだけでなく、たとえ敗れてもそこで得た課題を抱えて次の試合に臨めたこの東進ハイスクールU18。それだけに各チームの特徴をよく見ることができた。そこで高校バスケPRESS(同サイト)では、インターハイやウインターカップを目指して強化を進める、今大会の出場チームの現況を順次紹介していく――。


大会BEST5。奥から、菊地広人(藤枝明成)、岩下恵達(藤枝明成)、村口宗羅(桜丘))、山本魁(つくば秀英)、熊谷真希(東海相模


優勝 藤枝明誠高校


準優勝 桜丘高校

文/渡邉淳二 写真/井出秀人、若生悠貴

ギャラリー


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