2018/04/9

“春の全国大会”KAZU CUP2018を制したのは福岡第一!

     日本工学院八王子専門学校八王子キャンパス体育館を舞台に、3月27日から29日の3日間にわたって『KAZU CUP 2018』が開催されました。この大会は、長きに渡って地元の高校バスケを支援してきた日本工学院八王子専門学校が主催し、全日本女子代表や『秋田ノーザンハピネッツ』、『新潟アルビレックスBB』など数々のトップチームでヘッドコーチとして活躍した中村和雄氏の協力のもとに2012年より開催されています。中村氏に由来する“KAZU CUP”は春の全国大会として大きな注目を集め、7回目となる今大会には1都1道12県から16校の強豪が参加しました。

福岡第一が2016年以来の優勝
準優勝に輝いたのは延岡学園

 A~Dの各グループによる予選リーグを1位で通過し、決勝リーグに進んだのは明成、八王子、延岡学園、福岡第一の4校。新チームの発足から間もない時期ながら激しい攻防を繰り広げ、会場を沸かせました。優勝に輝いたのは、昨年度のインターハイとウインターカップでベスト4に進出した福岡第一。2016年以来のKAZU CUP制覇の原動力となったのは、46番の小川麻一斗選手です。切れ味の鋭いドライブで相手ゴールに何度も侵入し、スピード感あふれるファストブレークをけん引。主力選手を欠くなかでMVPを受賞する活躍を見せ、新チームのヒーローに躍り出ました。広いプレーエリアで縦横無尽の活躍を見せた60番のクベマジョセフ スティーブ選手、優れたシュートスキルを持つ10番の古橋正義選手も、決勝リーグ全勝での優勝に大きく貢献しました。優勝をうけて井手口孝監督は、選手を労いつつ「これから新入生も入ったりして、いろいろ変わってくると思いますが、ここで優勝できたということはインターハイ、ウインターカップで可能性はあると思います。勝ったからにはやっぱり優勝しなきゃかな」と笑顔をこぼしました。
 準優勝は昨年の大会と連続となる延岡学園が、安定の強さを発揮しました。チームを引っ張ったのは14番の米澤協平選手。少しでもレベルアップできるように頑張ります、と抱負を語ったキャプテンは、スキルフルなオフェンスで観客を盛り上げました。第3位は地元の強豪として知られる八王子高校。MIPを受賞した11番の鴇田風真はスリーポイントシュートを果敢に狙い、精度の高さを見せつけました。地元の支援も目的としているKAZU CUPで、声援を後押しにして好成績を残したチームは飛躍を誓ったことでしょう。第4位となった明成高校はめまぐるしいローテーションで相手ディフェンスを翻弄。昨年度のウインターカップ優勝校として、レベルの高いチームプレーで戦い抜きました。
 表彰式では中村和雄氏が選手たちにエールを送りました。最後には、明成の佐藤久夫監督、福岡第一の井手口孝監督、旭川工業の前野和義監督を呼び寄せてコメントを求める一幕も。参加した16校の今シーズンの飛躍に期待を込めて、KAZU CUP2018は幕を閉じました。


スリーポイントシュートで存在感を放ったMIPの鴇田風真選手(八王子#11)


クイックネスに優れたプレーでMVPに輝いた小川麻斗選手(福岡第一#46)


決勝リーグ全勝での優勝を果たした井手口孝監督(福岡第一)

講評 中村和雄氏

皆さんくらいのレベルになったら、自分たちだけで満足するのではダメだと思います。見ている人たちや、あるいは違うカテゴリーの選手たちに、“バスケットはこうあるべきだ”と見せなければ。日本のような小さいチームが勝つためにはやはりスピード。走って攻めを作っていくことが日本のするべき道です。そして、離れたところからのシュート。遠いところからのシュートを決める確率を高めてください。小さいからって言い訳をしないで、リバウンドにも勝ってください。いいポジションをとる、早飛びをする、それでもダメなら5人で頑張るんだって、そういうチームを目指してほしいと思います。

主催・日本工学院八王子専門学校 坂本治紀氏

私どもは元々、近隣の高校のバスケ部支援をしておりました。その活動が、2012年より中村和雄先生に来ていただき、全国レベルの強豪が一堂に集まる大会となりました。それがKAZU CUPのスタートであり、高校バスケの発展と選手たちの技術向上のために現在まで続いています。また、地域の支援もKAZU CUPの目的のひとつです。この素晴らしい大会を近隣の方々にも見ていただきたいという想いで、会場は無料で開放しております。毎年、高校生たちの熱い戦いを見させていただき、この大会をますます良いものにしていきたいと思っております。来年もKAZU CUPを開催することをお約束します。

表彰

MVP:小川麻斗(福岡第一#46)
MIP:鴇田風真(八王子#11)
ベストコーチ賞:井手口孝(福岡第一コーチ)
個人賞:
玉井聡太(旭川#4/3年)
薬丸侑平(市立船橋#4/3年)
小池文哉(開志国際♯4/3年)
柿本杏恭(神戸村野工業#4/3年)
内気主道(苫小牧#4/3年)
藤田龍之介(桜丘#8/3年)
林優人(尽誠学園#7/3年)
濵津光(日大東北#4/3年)
奥村慧人(沼津中央#6/3年)
岡田龍斗(直方#35/3年)
米澤協平(延岡学園#14/3年)
木村圭吾(八王子#12/3年)
古橋正義(福岡第一#10/3年)
太田楓生(山形南#5/3年)
川村亮汰(明成#6/3年)
島田雅史(盛岡南#5/3年)

最終順位

優 勝:福岡第一
準優勝:延岡学園
第3位:八王子
第4位:明成
第5位;桜丘
第6位:開志国際
第7位:市立船橋
第8位:駒大苫小牧
第9位:直方
第10位:沼津中央
第11位:盛岡南
第12位:日大東北
第13位:尽誠学園
第14位:神戸村野工業
第15位:山形南
第16位:旭川工業

【活躍プレーヤー】

古橋正義(福岡第一#10/3年)

小川麻斗(福岡第一#46)

森下瞬真(延岡学園#13/2年)

米澤協平(延岡学園#14/3年)

木村圭吾(八王子#12/3年)

鴇田風真(八王子#11)

時苗勇人(明成#9/2年)

川村亮汰(明成#6/3年)

取材・文/長谷川創介 写真/佐々木譲


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