2017/05/20

めざせ!2017インターハイ 【注目選手】 和田 蓮太郎(開志国際#13/197cm/SF/2年)

和田蓮太郎(開志国際#13/197cm/SF/2年)
Rentaro WADA


外角のみならず、インサイドでも頼もしい存在になりつつある和田(能代カップより)

目下、成長中の大型シューター
インサイドでも覚醒

 2月の北信越新人戦でシューターとして頭角を現した和田蓮太郎。しかし、同じ2年のセンター丸山遼(192㎝)が4月に骨折したために能代カップは欠場。その丸山の穴を埋めるべく、4番ポジションとしてインサイドに挑戦する部分が増えた。

 それは突然の覚醒(かくせい)だった。能代カップ2日目、中部大第一戦で、和田はインサイドで奮闘した。新留学生のジョフ・ユセフ(201㎝)とのハイ&ローポストの合わせのシーンで、3人のディフェンスに囲まれてもバスカンをねじ込んで、追撃の主軸となったのだ。その後、和田は毎試合、失敗と成功を繰り返しながら、徐々に力強さを増していった。和田のそんなプレーに、味方も驚きを隠せない。開志国際ベンチはバスケットカウントのコールに呼応し、一気に盛り上がりを見せた。

 「4番になりたてのころは今よりもヘナヘナでしたが、何か月かやっていくうちに少しずつ力強くいけた感じです。自分は身長が大きいのでミスマッチになります。相手のファウルも混んでいたので自分が攻めるべきだと思っていました」と話す和田。

 これまでは身体のセンが細く、どちらかといえばインサイドでの身体接触が苦手な和田だったが、一気にたくましさをのぞかせたのだ。これには富樫コーチもホクホク顔だった。

 「まさにケガの功名です。これで、4番の丸山が復帰すれば和田は3番ポジションに戻る。彼がインサイドもこなせるようになったのは、チームにとってとても大きな意味がある。インサイドからディフェンスを引っ張り出してアウトサイドシュートも打てるのは大きい。和田が4番になって良かったという実感がある。中、外に加えて、最終的にドライブもできるようになれば鬼に金棒です。ただのシューターにはしたくないですからね」と話す富樫コーチ。


明成戦はブザービーターで相手に逃げ切られて惜敗。センターのユセフが18得点に抑えられた中、和田は17得点をマーク

 長野・川中島中学時代の最高成績は全中ベスト16。当時は3番、4番ポジションを務めた。「中学校の時も弱かったんですけど(笑)、自分より少し身長は小さいけど身体がごっついチームメイトがセンターで、自分が4番になることが多かった」という。

 センが細いのは自分でも気にしてはいる。食事でカバーしようとたくさん食べてはいるが、なかなか体重が増えないのは、まだ身長が伸びていることもあるかもしれない。高校に入学して1年間で5㎝も身長が伸びている。このまま成長し続ければ、2mオーバーとなる可能性も高い。体重は、冬のトレーニング期間の“飯トレ”として、夜食を食べて少しずつ増えてきたが、まだまだだ。

 スリーポイントは以前からけっこう打ちこんでいるが、4番をやるようになって確率は下がった。シュート練習では、スリーポイントもミドルも全部打つ。目標は、千葉ジェッツの小野龍猛(おのりゅうも/198㎝/中央大卒)選手だ。

 「インサイドもできてスリーも打てる選手。龍猛さんは自分とは性格も違うものを持っている」。その目標の選手に近づくには、よりワイルドなプレイが求められる。

 インターハイに向けては、同じ新潟県内のライバル・帝京長岡が気になる存在だ。県予選でライバルを倒さねば、インターハイの舞台には立てないからだ。

 「帝京長岡はサイズが小さいので、インサイドでミスマッチを生かし、中で得点を取っていきたい」と、まずは県予選へ照準を定め、意気込む和田だ。


開志国際の富樫コーチも和田の成長に手応えを感じている


和田がインサイドで奮闘した中部大第一戦。バスカンを決める和田にベンチも大いに盛り上がった


※新潟県インターハイ予選(男子)は、5月26日(水)~28日(金)・6月4日(日)の日程。
※北信越ブロック大会は、6月16日(金)・17日(土)・18日(日) 新潟市で開催。


※「注目選手」次の紹介は、以下の予定です。
 ◇児玉海渡 (能代工業 #5/184㎝/PF/3年)選手……(5月21日掲載)
 ◇新田由直 (能代工業 #6/188㎝/PF/2年)選手……(5月22日掲載)

◆注目選手◆バックナンバー
 
◇津田誠人 (洛南 #6/192㎝/F/3年)
 
◇星川堅信 (洛南 #15/188㎝/SF/1年)
 
◇伊藤 領 (開志国際 #4/180㎝/G/3年)

◆能代カップのレポート、結果などはこちら
◆能代カップで光ったルーキーたち01、02はこちら

取材・文/清水広美
写真/若生悠貴

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