2017/07/22

2017インターハイ 【注目選手】 木村 モニカ(山村学園#4/173㎝/SF/3年)

木村モニカ(山村学園#4/173㎝/SF/3年)
Monika KIMURA


関東大会ベスト8では、高さのある八雲学園と対戦。拮抗した展開となったが、惜しくも5点差で及ばず。ゴール下シュートをねらう#4木村モニカ

身体をはったプレーでチームを牽引
2年ぶりのインターハイに挑む!

 埼玉2位代表でインターハイに出場する山村学園(以下、山村)。チームの軸になっているのが、キャプテンの#4木村モニカだ。173㎝と高さはないが、フィジカルの強さでゴール下でのプレー、ドライブ、リバウンドに強みを発揮している。

 厳しいディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、粘り強い攻防を展開するのが山村のバスケットだ。6月の関東大会でも、1回戦で土浦日大(茨城)と大接戦を演じ、78-76で逃げ切った。2月の関東新人戦で敗れている相手だけに、「どうしても勝ちたかった」と木村は話す。苦しい場面でチーム一丸となって土浦を突き放した一戦だった。続く2回戦は、U18 代表の奥山理々嘉(180㎝)を擁する八雲学園(東京)との対戦。この一戦でも粘り強い戦いを見せたが、相手エース奥山を抑えきれずに72-77で惜敗した。

 この試合でキャプテン木村は16得点、7リバウンド、4アシストと奮闘したが、勝負どころでチームとしての決め手を欠いてしまった。木村は「第4Qでリードを奪ったが、逆転された後にミスが出てしまった。点を決めた後のディフェンスが甘くなり、リバウンドを簡単に取られてしまった」と敗因を語り、悔しそうな表情を見せた。


メンタルの強さも木村の大きな武器。その気持ちの強さでチームを引っ張っている

 下田宏吉コーチも「ディフェンスとリバウンドはチームの永遠の課題」と話す。そのリバウンドの部分で期待をかけているのがエースの木村だ。「メンタルが強いので、非常に信頼している。身体の強さを生かしてリバウンドを頑張ってくれる。課題は基礎体力をもっとつけること。そこが身につけばオールラウンドプレーヤーに成長できる」と、下田コーチも太鼓判を押す。

 木村は、日本人の母とオランダ人の父の下で海外で生まれ、3歳で日本に帰国。バスケットを始めたのは小学校2年から。中学時代は埼玉のクラブチーム「ガウチョーズ」にも所属し、全国大会ではベスト5も受賞した。ガウチョーズの仲間が埼玉栄高校に進学する中、木村は「自分がチームを引っ張っていけるところ」として、ライバルの山村学園に進学した。

 ポジションは3番(SF)だが、対戦相手によっては4番(PF)プレーもこなす。得意なプレーはスピードを生かしたドライブや、インサイドで身体を張ったポストプレーだ。最近は「プレーの幅を広げるために」外角シュートにも力を入れている。

 「身体を張ったプレーが得意です。調子が悪いときはリバウンドでがんばり、自分のリズムをあげていきます。キャプテンになってからは、もっと自分がやらなくてはという気持ちが強くなりました。自分が先陣をきって身体を張ったプレーをやれば、みんなも乗ってきてくれるから、辛いことを率先してやることを常に意識しています」
 その言葉どおり、関東大会ではチームが苦しい場面で木村の奮闘が光った。

 下田コーチは、「選手層を厚くするために、10人ぐらい使える選手を育てている」と話していたが、関東大会では、#4木村、#6佐藤綾乃、#8佐坂明音ら3年生の頑張り以外に、#11増田茉央、#13加藤未歩ら2年生もアグレッシブないい仕事を見せた。足の甲をケガしていた#12岡林彩花も復帰してきた。暑さとの戦いにもなるインターハイでは、下田コーチが言う選手層の厚さは特に重要になってくる。

 「関東大会では、他のメンバーに、特に2年生に助けられました。インターハイでは2年生に負けない仕事をするのが自分の役割です。自分が厳しく守られたときに、いかに周りを活かせるプレーができるかも、鍵になってくると思います。苦しい場面でディフェンスを頑張れば流れは自分たちにくると思うので、そこは絶対に踏ん張りたいところです」(木村)

 昨年は、インターハイに出場できない悔しさを経験した。だからこそ、今年は自分がチームを引っ張って、粘り強い山村のバスケットで1つでも多く勝ち上がっていきたいと目標を定めている。


取材・文/舟山緑 
写真/若生悠貴

◆2017インターハイ
※山村学園の1回戦は、延岡学園(宮崎)との対戦@福島市西部体育館。


ゴール下シュートを果敢にねらう#8佐坂明音。八雲学園戦から


山村は、2012年のインターハイ(石川)で増岡加奈子(現・シャンソン化粧品)を中心に3年生5人が非常に息の合った鍛えられたバスケットで初のベスト4入りを果たしている。今年もそんな先輩たちを目標に、暑い夏に挑む。#5古屋陽香

◆2017インターハイ 【女子組み合わせ】

◆2017インターハイ 【出場校名鑑】

◆2017インターハイ出場校 【都道府県予選結果】

◆2017関東大会 【女子Aブロック結果】

◆2017関東新人戦 【女子結果】




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