2017/07/6

2017インターハイ 【注目選手】 石田悠月(浜松開誠館#4/167㎝/3年)

石田悠月(浜松開誠館 #4/167㎝/3年)
Yuzuki ISHIDA


東海大会の準決勝で桜花学園と対戦。浜松開誠館はエース#4石田を軸に奮闘したが、52-72と完敗。インターハイ本番に向けて課題が明確になった

エースとしてチームを引っ張る責任感
周りとの連携が本番までの課題に

 2月の東海新人で感じた「あと一歩」の手ごたえが、浜松開誠館の三島正敬コーチに「今年は桜花学園に勝つためにやってきた」と言わしめる。昨年度から主力としてコートに立つ#4石田悠月もまた「東海新人のときに6点差だったし、チャンスはあるかなと思った」とコーチの言葉を継ぐ。しかし桜花学園は、もはや4カ月前の彼女たちではない。ディフェンスのレベルは引き上げられ、浜松開誠館は52得点しかあげることができなかった。対する桜花学園は72点である。


ポイントゲッターの#4石田。厳しいディフェンスを敷かれたときに、周りをどれだけ生かして、チームとしての得点力を上げていけるかだ

 課題は明確。1つはリバウンドだ。身長の低いチームが避けては通れない道を、浜松開誠館も直面する。

 もう1つは、エースの石田が守られたときの攻撃である。石田自身は「ディフェンスとの間合いがズレたらドライブに行ける。その手応えはある」と言うが、問題はそのあとだ。ヘルプディフェンスに止められる直前に、タイミングよくキックアウトができるかどうか。現状はまだ少し早い。早い分、ヘルプディフェンスはチェックバックが可能となる。

 「もっとヘルプディフェンスを引きつけてから、完璧なノーマークを作ってパスを出したい」と石田は言うが、一方でまだ逡巡するところもあると認める。

 「新チームがスタートしたころ、ゴール下まで攻めていって、コーナーのノーマークの選手にパスをしたんです。でもそのシュートが入らなくて苦しいなって思うと、パスじゃなくて、自分が攻めきったほうがいいのかなと」

 脇を固める選手に下級生が多いというのも、そうした思いをさらに加速させる。「自分でやらずに後悔するなら、やって後悔したほうがいいだろう」と考えたわけである。
しかしエースの力が抜きんでていればいるほど、相手の注意を一身に浴びることになる。その上を行く攻撃ができるかどうか。

 石田以外のシュート力の向上と、その石田がチームメイトの努力を信じて、的確なパスが出せるか。その成果によっては、浜松開誠館がインターハイの“台風の目”になることも十分に考えられる。


文・写真/三上 太


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