2017/06/28

2017インターハイ 【注目選手】 石坂 ひなた(岐阜女子#4/172㎝/3年)

石坂ひなた(岐阜女子#4/172㎝/SF/3年)
Hinata ISHIZAKA


昨年からの主力、#4石坂ひなたは今年はキャプテンとしてチームを引っ張っている。東海新人戦から続いて3度目の対決となった桜花戦を61-59で逃げ切って優勝


桜花との息詰まる決戦で見せたキャプテンシー
要所での声かけが、チームを大きな勝利に導く

 見事なキャプテンシーだった。たった一言でチームを生き返らせ、それがチームを優勝に導いたと言っても過言ではない。

 東海大会の女子決勝戦。桜花学園との決戦、第2Qの残り2分で岐阜女子は#7バイ・クンバ・ディヤサン(190㎝)が3つ目のファウルを犯して、ベンチに下がることを余儀なくされた。リードは4点に過ぎない。対する桜花学園としてはこの機に乗じて同点、もしくはリードを奪って、前半を折り返したいと考える場面だ。

 しかし、そうはならなかった。クンバが下がった2分を岐阜女子は【6-2】として、8点リードで前半を終えたのである。岐阜女子のキャプテン、石坂ひなたが振り返る。

 「あのとき、自分がみんなに『クンバがいなくても大丈夫だよ』と声をかけて、みんなの気持ちが落ちないように意識しました。そこで自分も攻めるようにしたし、みんなが落ちずに前半を乗り越えられたことはよかったです」


石坂の武器である3ポイントの確率も、インターハイへ向けてあげていきたい

 その後、第4Qにいったん逆転されたが、今度は石坂の言葉ではなく、彼女を中心としたチームの共通認識が岐阜女子をもう一つ上のステージに引き上げる。5点ビハインドの最終盤を、石坂が再び振り返る。

 「『今はディフェンスしかない』と、全員で共通理解ができていました」

 負けている場面、つまりは得点で追いつかなければいけない場面で、岐阜女子の選手たちは“ディフェンス”にフォーカスしていたというのだ。それが「岐阜女子のバスケットです」と胸を張るわけである。

 岐阜女子は、東海大会で優勝したことで、インターハイの第1シードの枠を手ずから勝ち取った。本大会に臨むチームの課題を石坂は、やはりというべきか、ディフェンスだと認める。

 「オフェンスがうまくいかなくてもディフェンスをやっていれば勝てると思うので、ディフェンスが一番練習するところです」

 石坂自身としては「プレッシャーをかけられたなかで3ポイントシュートを決めること」を課題に挙げるが、チーム全員で守り、クンバのインサイドだけに頼らず、石坂らも得点を重ねていくことができれば、岐阜女子の牙城はそう簡単に崩れないだろう。たとえ苦しい局面になっても、チームが沈むことはない。そこには石坂のキャプテンシーがあるのだから。


文・写真/三上 太


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