2017/05/21

めざせ!2017インターハイ 【注目選手】 児玉海渡(能代工業#5/184㎝/F/3年)

児玉 海渡 (能代工業#5/184㎝/F/3年)
Kaito KODAMA


能代工業の期待のスコアラー、#5児玉海渡

能代工業の復活の狼煙(のろし)となるか、
期待されるエースのシュート力

 ガードの#4児玉凛斗(こだまりんと)とともに#5児玉海渡(こだまかいと)の“ダブル児玉”は、今年の能代工業の“顔”といっていい。30回記念大会となった今年の能代カップのプログラムとポスターにも、2人の写真が中心に載っている。特に、児玉海渡はアベレージ25得点を稼ぐ能代工業期待のスコアラーだ。

 そのエースが、能代カップ開幕戦の市船橋戦では8得点、さらに中部大第一戦ではまさかの1得点とふるわなかった。試合自体も前半リードしながら、3Qでトーンダウン、逆転負けを喫している。そもそもシュートの本数からして少なかった。最上級生として、またエースとしての気負い、迷いがあったのだ。

 「自分が決めなくてはという気持ちが強すぎて、空回りしていることがあるかもしれない」

 大会初日、児玉は自責の念にかられていた。2日目からはシュートを打つ本数も増えてシュート感覚が蘇り、福大大濠戦12得点、洛南戦には16得点とスコアが伸びていったが、それでも「まだ本調子とはいえない」出来だった。

 昨年、チームはインターハイ、ウインターカップと全国大会の出場権を逸してしまった。2015年はウインターカップで久々に4強入りしているだけに、全国の舞台に出場できないのは辛かった。

 「負けてしまってから3年生が引っぱらなくてはという空気が練習中からあった。走りこみの練習も増えました。きつい練習が多くなり、結果は結びつかないものだったけど、一つの目標に向かう感じはすごく良かった」と話す児玉(海)。全国への出場権は逃してしまったが、確実に先輩たちが築いてきた魂は引き継いでいた。

 ウインターカップ予選で負けたために、例年よりも早く新チームに切り替わった。児玉凛斗がキャプテンになってからは、2人で常に話をしながらやってきた。お互いに中学時代に県大会の決勝で対戦し、ジュニアオールスターでも一緒にやってきた仲で信頼も厚い。他のメンバーも中学からよく知っている。チームが迎えた危機を乗り越えるために、互いにコミュニケーションを深め、自分たちの代はこうしようずっと話し合いをやってきた。

 児玉(海)自身が今、栄田直宏コーチから求められていることも十分に分かっている。

 「去年から試合に多く出ていたので、新田(#6新田由直)とともにゴール下のリバウンドを取ること、自分がスコアラーとして得点を取らなければいけない。自分の武器のジャンプショットをしっかりと決めることだと思っています」

 これまでの最多得点は、全県新人の秋田南戦での34得点。アベレージ25得点はコンスタントに取っている。「自分のプレイスタイルとは違うけれど、NBAではケビンデュラントが好きです。どこからでも得点できるし、インサイドも強い。そんな選手を目指したい」
 気になる選手は、洛南の#6津田選手。同じポジションで体型も同じタイプだ。

 今年は何としてもインターハイに出場し、能代工業の歴史を再び刻んでいかなくてはなたない。

 「そのためには、勝負どころでシュートを確実に決めきることが大事だと思っています。また、シュートレンジを広げてバリエーションを増やし、得点力をつけること。能代カップに来ている選手はドライブもうまい選手が多いので、参考にしたいです」
  訥々(とつとつ)と話す口調にも、期する思いは熱い。
  復活の狼煙(のろし)となる児玉海渡のシュートは、能代工業にとって必要不可欠だ。

児玉海渡とともに能代の2枚看板であるキャプテンの#4児玉凜斗


明成戦で必死のディフェンスを見せる#6新田由直と#7石田淳

※秋田県インターハイ予選は、6月3日(土)~7日(水)の日程。
※東北ブロック大会は、6月23日(金)~25日(日) 青森市で開催。


※「注目選手」次の紹介は、以下の予定です。
  ◇新田由直 (能代工業 #6/188㎝/PF/2年)選手……(5月22日掲載)

◆注目選手◆バックナンバー
 
◇津田誠人 (洛南 #6/192㎝/F/3年)
 
◇星川堅信 (洛南 #15/188㎝/SF/1年)
 
◇伊藤 領 (開志国際 #4/180㎝/G/3年)
 ◇和田蓮太郎(開志国際#13/197㎝/SF/2年)


◆能代カップのレポート、結果などはこちら
◆能代カップで光ったルーキーたち01、02はこちら

取材・文/清水広美
写真/若生悠貴

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