2017/05/17

めざせ!2017インターハイ 【注目選手】 津田誠人(洛南#6/192㎝/F)

津田 誠人 (洛南#6/192㎝/F/3年)
Masato TSUDA

縦横無尽のオールラウンダー
京都を制し、全国の頂点を狙う

 大阪・光明台中学時代は、キャプテン#4大橋大空(ひろたか)とともにジュニアオールスターで大阪選抜の一員として優勝を果たし、津田はベスト5にも選出された。そして「あこがれの」洛南高校へ。招待試合の能代カップ(秋田)には3年連続で出場している。1年目は能代工、市船橋戦に出場したが得点はなし。しかし、昨年は全試合スターターに抜擢された。そして3年目の今年はエースとしてチームを牽引する存在に。津田誠人は縦横無尽にゴールにアタック、しなやかな動きで奮闘を見せた。


高い身体能力をもつ津田誠人。洛南のエースとして今年は存在感を増してきた

 今年の洛南の強みは、9人までローテーションとして回せること。隙あらば、それぞれが自分の力を発揮するオールラウンダー集団だ。昨年のエース・津屋一球(東海大1年)が抜け、確固たるセンターはいない。本来は外角プレイヤーの津田が最長身のためインサイド要員ではあるが、ポジションは固定されていない。ただし、ディフェンスでは相手センターが津田のマークマンとなる。

 「相手のセンターが留学生だと、10㎝以上の身長差は大きいです。去年は津屋さんがセンターをやっていて、自分は外角。今年はそこを埋める形になります。飛び込んだりすることはあるけれど、ガチガチのセンターをではありません。外角からの攻撃が主体となるので、僕がインサイドに入って1回引きつけてさばくことが大事になってきます」
 こう話すように、ポジションの変化にも津田は柔軟な対応を見せている。

 U18日本代表候補に入り、目指すはオリンピックだ。その前に、高校ではまだ手にしていない“全国優勝”に照準を合わせている。
 「筑波大の馬場雄大さんみたいに速攻の先頭を走れて、中もできてシュートも打てる選手になりたいです。力強くドライブがしたい」と目標を口にする。

 全国で気になる選手は、北陸学院の大倉颯太(おおくらそうた/184㎝/3年)、北陸の二上耀(ふたがみひかる/190㎝/3年)だとか。2人ともタイプは異なるが、同じフォワードとしてライバルとして見ている。

 吉田裕司コーチからは「今はチームで一番大きいからセンターやフォワードをやるけれど、大学に行ったら身長が大きいわけではない。アウトサイドもできるように」とのアドバイスを受けている。津田がやることは満載だ。その点は5年前のキャプテンで今年、洛南に教員として戻ってきた河合祥樹アシスタントコーチ(早稲田大卒)に相談に乗ってもらっていると言う。


5月の能代カップ(秋田)では、ゴールにアタックする奮闘が光った

 この5月の能代カップでは全勝を目指していたが、1敗の末に優勝。いいスタートが切れた。「ただ、吉田コーチからは勝つには勝ったけど、その内容は僕たちが目指しているものではないと言われました。そこが課題です」と、津田は試合を振り返る。

 京都府のインターハイ出場枠は「1校」だ。ライバルの一番手は、昨年のインターハイ、ウインターカップで準優勝を遂げた東山である。

 「今年は、去年みたいに東山のことを意識するのではなく、全国に出ることを意識して練習しています。とりあえず、京都を突破して全国へ。頑張って(相手エースのカロンジ・カボンゴ・)パトリックを止めたい」

 近づくインターハイ京都府予選に、津田は静かに闘志を燃やしている。


能代カップで1敗したのは福大大濠戦。大濠の多彩な攻撃と厳しい守りの前に62-69の敗戦となった


※京都府インターハイ予選は、5月13日(土)~6月3日(土)の日程。
※近畿ブロック大会は、6月23日(金)・24日(土)・25日(日) 奈良県で開催。


※「注目選手」次の紹介は、以下の予定です。
◇和田 蓮太郎 (開志国際#13/197㎝/SF/3年)選手……(5月20日掲載)
 ◇児玉 海渡 (能代工業 #5/184㎝/PF/3年)選手……(5月21日掲載)
 ◇新田 由直 (能代工業 #6/188㎝/PF/2年)選手……(5月22日掲載)

◆注目選手◆バックナンバー
 
◇津田誠人 (洛南 #6/192㎝/F/3年)
 
◇星川堅信 (洛南 #15/188㎝/SF/1年)
 
◇伊藤 領 (開志国際#4/180㎝/G/3年)

◆能代カップのレポート、結果などはこちら
◆能代カップで光ったルーキーたち01、02はこちら


取材・文/清水広美
写真/若生悠貴

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